★アホ部屋★

□第6話
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その日跡部 景吾は悩んでいた。


「いッ…」


歩く度に体がギシギシと軋む。…筋肉痛だι


「ぁ、あかん…動けへんι」

「ぐッ…重い……まったく、一人で歩けないのか?だらしないぞ、忍足」


ピヨ氏に制服の首の所を引っ張られながら、ブロック塀に手を付々よたよたと歩く忍足。


「も〜二人ともなっさけないなぁ〜、鍛練が足りないゾ☆」

『お前と一緒にすんな(せんといて)』

「ひっどーい(泣)」


毎日アキの(愛情あふるる/本人談)スパルタ特訓を受けての全身筋肉痛だ…ありえない。


「は〜い、そこ行く御三方ちょっと待ち〜」

『ッ?!その声は…』


後ろからいきなり声をかけられて振り向くと、


「やっ☆」

「せ、千石ッ!!」
「……誰?」
「あッ、ブッキーズ!」


三人寄れば三者三様。ちなみに上から跡部、忍足、アキの順である。


「何だ忍足。知らなかったのか?」

「イヤやわぁ、けごたんってば…おっし→って呼・ん・でvV」

「キモい、死んでも呼ぶか。それより…何しに来たんだ、千石ッ!」


クネリとしなを作る忍足を軽くスルーして、千石に向き直った。


「何しにって……再挑戦しに決まってるでしょん」

「それを言うなら再々挑戦だろーが」


ファイティングポーズをとる。
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