☆時の間☆
□『背中合わせ』(FF7 ヴィンユ)
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アイツの第一印象??
そうだなぁ・・・、変なヤツって感じだったね。
いっつも罪がそうとか言ってサァ、暗すぎ!!
・・・って、あの時までは思ってたンだよ。
でも・・・
あの娘の第一印象??
ふっ・・・・・・、変わった娘だと思ったよ。
お転婆で何かとよくドジる、オマケに少しはしゃぎすぎだ。
そう感じたな・・・・・・だが・・・
『背中合わせ』
「しっつこいなぁ!!!」
悪態をつきながら、上空に飛んだユフィ・キサラギは、背負っていた巨大手裏剣――ライジングサンを投げ飛ばした。
弧を描いて戻ってくるそれを滞空時間の間にキャッチすれば、ユフィはすでに別の足場に着地している。
その周囲には、ライジングサンの餌食になったモンスターたちが、バタバタと倒れふしていた。
「へへんっ、ユフィちゃんにかかればちょろいもんよ!」
――大空洞。
最終決戦に挑むクラウド一行は、途中の分岐点で3パーティに別れていて進んでいた。
戦力が等しくなるように、クラウドはうまい具合にパーティを分けていた。
クラウド・ティファ・ナナキのメインパーティ、シド・バレットの親父コンビ、そして、ヴィンセント・ケット=シー・ユフィのパーティである。
「(・□・;)」
「ユフィはん、調子よろしいでんなぁ・・・」
攻撃・・・・・・もとい暴れまくるユフィに、ヴィンセントとケットは半傍観者状態だった。
それでも二人(一人と一匹?)の攻撃の手は休まることを知らないのか、ひたすらに向かい来る敵を倒していた。
ケットの操るデブモーグリが敵を片っ端からなぎ倒し、向かってくる空中や遠方の敵はヴィンセントが的確にデスペナルティで打ち落としていく。
互いが互いの動きを妨げないように動くあたり、いいコンビなのかもしれない。
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