歌集い

□薄桜鬼
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風は憶えてる/ヲタみん


永遠(とわ)より永かった
夜が明けてく
疼く記憶の棘も
いとおしさで溶かして

あの涙 今、恵みの雨に
そっと変わってく
せせらぎの鼓動であなた包み
無垢な刻へと帰りましょう

そよぐ風は憶えてる
命懸けた道程を
同じ痛み分かち合えた
絆は生きて
それぞれの翼に生まれ変わる

憂き瀬も越えて集う
人は川のよう
約束の海、目指し
遥かな夢路(ゆめ)つらぬく

踏みしめた足跡また
波がさらってゆこうとも
想い出は振り返るたび 光纏い
自信くれるはず

いつも空は見つめてる
守り抜いたその信念(まこと)
あなただけの勇気だから
穏やかな目に
生まれゆく朝陽を信じられる

風が空が讃えてる
あなたらしく駆け抜けた
旅の答えがここにある
翼休めて
それぞれの朝陽を祈り結ぶ
 
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