歌集い -2-

□戦国無双3
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大河滔々/毛利元就(石川英郎)


気づいて欲しい
ささやかな勇気でも
束ねた時 大きな力となる
集う思い いつかはきっと
変えてゆくだろう 時代を

近すぎては
視えない景色がある
高き尾根で 山河を眺めたなら
自分さえも その一部(ひとつ)だと
ふいにその胸で分るさ

人がもしも 一滴の水だとしたって
いつの日か やがて河になり 海へと

ああ 流れてゆこうか
誰もがあの海を目指すなら
春の海へ 滔々と流れよう
争うことなく
自由に明日を夢見ながら
歩む時がいつか未来に
来ると信じながら


一人ひとり
心には国があり
築き上げた城が聳えてるだろう
そこにはそう 川がせせらぎ
夢という名の魚が

縛られずに 思うままに生きられるのなら
果てしない歴史の河へと泳ごう

ああ 流れてゆこうか
豊かなあの海の彼方へと
同じ夢を 共に探してゆこう
心をひとつに
希望を抱えて進むのなら
荒ぶる闇 乗り越えたあと
光る朝が来るさ


流れてゆこうか
誰もがあの海を目指すなら
春の海へ 滔々と流れよう
争うことなく
自由に明日を夢見ながら
歩む時代(とき)にきっと出会うと
強く誓いながら
 
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