リクエストand企画小説
□嫉妬と不安
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私がこんなに弱くて情けない人間だったなんて・・・
何をしていても青髪の男性・・・フェイトの事が思い出される・・・
1週間会わず、城内で会っても避けるように逃げられてしまう・・・
優しかった彼・・・私は何か彼に嫌われるような事をしてしまったのだろうか・・・
そういえばいつも酷い言い方を彼にしていた・・・
後悔の念が私を襲う・・・
私はもっと彼を労わって接するべきだったのだろうか・・・
彼の笑顔を思い出すと泣きたくなる・・・
脇にはさっきまで居たはずのファリンとタイネーブが居なくなっている・・・
1人は寂しい・・・涙が私の瞳を覆い始めた・・・
しかし涙が流れる事は無かった・・・
そこにルージュが入ってきたから・・・
「本当に元気ないんだねぇ〜、ネルどうかしたの?そんなんじゃ私がフェイト君取っちゃうよ〜?」
フェイトを取っちゃう・・・?
フェイト・・・
何でもいいから避ける理由を教えて・・・
私に非があるのなら何でも直すから・・・
でも私に飽きたのなら・・・・・
私はどうしたらいい・・・?