リクエストand企画小説

□機嫌が・・・
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「本当に悪かったよ・・・でも信じておくれ、私だってフェイト以外の男と踊りたくなかったんだ。私にはフェイトだけ、フェイトだって分かってくれているだろう?」

「本当に僕だけ?」

やっとまともに言葉を返してくれたフェイトにネルはホッと胸を撫で下ろす。

「ああ、私にはフェイトしかいないんだよ。」

「・・・・・」

「フェイトはモテるから私は心配なんだよ・・・いつ私が飽きられて違う女性のところに行ってしまうんじゃないかって・・・」

「・・・ネルに飽きるなんて事ない・・・」

ぶっきらぼうにだがハッキリとフェイトは答えた。

「本当かい・・・嬉しいよ・・・」

「でも・・・」

「でも・・・なんだい?」

「ネルが僕のだっていう証が欲しい・・・」

そのフェイトの言葉にネルは戸惑う。

「どうしたら信じてくれるんだい?」

「僕以外の男には笑いかけないとか、いつも見えるところにキスマークつけて良いとか・・・」

「無理な事は言わないでおくれ・・・」

「・・・・じゃあ、僕にしかしない事をして。そうしたら信じる・・・」

「フェイトにしかしない事って・・・」

「そうだね、ネルからHして」

ネルは幾度もフェイトと肌を重ねたが自分からフェイトにすることはなかった。

「してくれないの?」

この状態のフェイトには何を言おうが何をしようが絶対に折れてはくれない。
ネルは意を決してソファーにいるフェイトにキスをする。
それはただ唇と唇を合わせるだけのフレンチキス。

「それだけ?僕がネルにしてるのは違うよね?」

フェイトにそう言われ、顔を真っ赤にしながらネルはフェイトの唇を貪った。
しかしいつも受けにまわっているネルはフェイトがやるようにはできない。
フェイトにやってもらっていた事をひとつひとつ思い出しながらぎこちなく行っていく。
数分後やっとフェイトが満足したのか目を開き、それを合図にネルは唇を離した。

「ベッドで・・・いいかい・・?」

「・・・・」

フェイトは沈黙で肯定し、2人の寝室に向かう。
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