ﾊﾟﾜﾌﾟﾛ SS
□White ＆ Black X'mas?
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12月24日
終業式が終わり、部活がないので帰ろうとして廊下を歩いていると後ろから声が聞こえた。
矢部｢あ、発見したでやんす！｣
沙羅｢あ、ほんとだ…猪狩〜！｣
振り返ると、寿と矢部がこっちに向かって走ってきていた。
守｢廊下は走ってはいけないよ…で、なんか用か？手短に頼むよ｣
沙羅｢えっ、あぁ…｣
矢部｢ずばり、今一番欲しい物はなんでやんすか？｣
何を言い出すかと思えば…
守｢なんでだい？僕は別に欲しい物なんて…｣
(ないと言ったら嘘になるけどな……)
ﾁﾗｯと寿の方を横目で見ながら心の中でそう呟く
そう、僕が欲しいのは…君だから
君が好きだから、早く捕まえておきたいんだ…
守｢と、とにかく！なんでいきなりそんな事を言い出すんだ？｣
沙羅｢えっ、猪狩今日誕生日だろ？｣
矢部｢で、二人で一緒にプレゼントを買おうっ話になって猪狩君は何が欲しいのか聞いた方が早いって思ったでやんすよ〜｣
沙羅｢そうそう、猪狩は金持ちだから何が欲しいのか分かんなくてι｣
絶対に言わないけど…
正直、誕生日を覚えててくれただけでも嬉しかった