砂場
□続ecstasy over
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あなたはいつもあったかくて、優しい。
そんなに優しくしないで?
何にも考えられなくなっちゃう……
■ecstasy over■
眠い……最近疲れてたからなぁ。
ロイの腕の中、とんとんと揺れるその中を、とても心地よく感じていた。こんな風に安心できるの、ここだけなんだよ?
ロイは自分の寝室のベッドに、そっとエドをおろした。
「……ぁ…」
エドが小さく漏らした声。ロイはそれを見逃しはしなかった。
「どうしたんだい、そんな声を出して」
「………えっと///」
困ったように顔を赤らめるエド。
「ぁ……ぅ///」
黙ったままうつむいていると、ロイがエドの体をベッドから起こし、抱き抱えた。
優しく優しく頬をなでる。熱でとてもあたたかい。
「そばにいてほしいのかい?」
「…ちょっと……違う//……このまま、抱きついててもいいかな?」
ちょっと考え込むような動作をとるロイ。が、すぐに答えを出した。ニヤリと、不敵に笑って。
「ダメだね。君は早く寝ないと」
そっか、と寂しげに手を離すエド。ロイはこんなエドにどうしても甘くなってしまう。愛しくてしょうがないのだ。
「だが、添い寝は悪くないかもな」
エドの体を再び抱き締め、ベッドに横倒しになる。
熱で朱に染まった頬は、さらに紅く色付いた。
そのまま少し広めのベッドの中をぐるぐると転がる。途中、見上げたエドの瞳と目が合った。恥ずかしいのか、ぱっとそらされてしまう。
「こら、逃げるな」
目線を追って、また瞳を捕らえる。今度は逃げられないように、やんわり口付けた。
「…ん……んッ//…はぁふッ…」
エドの乱れた呼吸をすべて飲み込むかのように包み込むロイ。濡れた水音がいつもより大きく感じられた。
「んぁ……苦し…はぁッ」