Comply with a riquest
□花園の共有
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「…ん…ふ」
チュッと音を響かせて長い接吻を終わらせる。
「…ふふ。いい顔をしているな…」
「ぁ……」
恥ずかしさに目を伏せ、長い睫毛をしばたかせる。
その目尻にはうっすらと涙を滲ませ、ほんのりと頬を染め、桜色の唇からは微かに漏れる吐息。
それはマーカーも同じだった。
艶やかな黒髪が音を奏でるように揺れ、その下から覗く黒曜の瞳は目の前の獲物を楽しむように細められる。
しなやかな肢体はどんな男も虜にしてしまう淫媚な魅力を醸し出し、豊かに実った両の胸の頂きに立ち上がる赤い突起、括れた腰は誘うかのように煌めいている。
マーカーはベッドの上で座ったままの、自分より一回り小さい体を抱き寄せ、胸元に顔を埋めた。
「あっ、マーカー…」
小振りの乳房を揉みしだきそのてっぺんを口に含む。乳輪を舌先でなぞり、ぷっくり立ち上がるソレをキュッと口を窄めて吸うと、身を震わせてマーカーの肩に抱きついた。
「ふ…ぁっあ…」
「胸が小さいと感度がいいというのは本当のようだな…」
「ゃっ…」
「いやではないだろう?…ほら…こんなに起たせて」
「あぅっ!はぁ…マーカー…っ」
胸の突起をなぶりながら、ゆっくりとリキッドの華奢な体をベッドに押し倒す。
「…足を開け」
胸からへそに舌を滑らせ片手で太股を撫で上げる。
ピクと震わせるが足を開こうとせず、反対にきっちり閉じられてしまった。
目線を上にあげ、小さな丘の向こうのリキッドを見やるが、顔を赤くさせそっぽ向いてしまう。
「…珍しいな。この私に意地を張るのか…?」
そのまま下半身へと体をずらし、下腹部、足の付け根、太股へとキスマークを散らしながら舐め続ける。
「ん…っふぁ…あ、まぁか…」
人差し指の背を噛み、口から漏れる吐息を押し殺そうとする。
その姿に溜め息をつき、覆い被さるように顔を覗き込む。
「指を噛むな…跡がついてしまうぞ」
「だ…だって」
「…何を我慢するのだ」
「…な、なんか……はずかしぃ…」
「…いつものことじゃないか。何を今更照れる?」
「そう…だけど…」
「いつまでたっても慣れないのだな…それとも、私のことが嫌いか?」
「そっ!そんなことない!」
「そうか…ならばできるだろう?」
ニィと蛇のように目が細められ耳に口付け、手を内股に差し入れる。
「やっ…」
「足を開かないか。これだとお前のこと愛してやれないぞ…?」
「マーカー…」
内股を撫でているとじりじりと足が開かれていく。その間も胸への愛撫を止めず、乳首をこねくり回す。
開かれた足の狭間に顔を近づけ、薄い陰毛に隠された破瓜を指で突っつき感触を確かめる。
「あっ、はぅ…」
「柔らかいな…」
割れ目に指を這わせ、ツプ…という音とともに膣へと挿入させる。
そこは既に潤い、マーカーの細い指を難なく飲み込んだ。
「あぁっ!…ぁ、ぅん!」
指を入れたまま、そこに口付けると体を跳ねさせ、マーカーの頭に手をやり止めようとするが、力が入らなく髪に指を絡めるだけになった。
「ふふ…トロトロだな…」
「はぁっ…あっ!…ん」
指を二本に増やして音を立てながら舌先をチロと出し突起を突いてくる。
一番感じる部分を焦らされ、誘うかのように腰を浮かせてねだるリキッドに、妖艶な笑みを浮かべるマーカー。
体を起こして反対向きになり、リキッドの顔の前を跨いで腰を軽く下ろす。
「舐めなさい…自分だけ気持ち良くなろうとは思ってないだろう?」
目の前に広がるマーカーの陰部に微かな目眩に似た痺れを起こし、そっと手を形の良い尻にあて口を開いた。
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