Comply with a riquest

□Are you hungry?
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「ぶっちゃけ飽きたっつーかさぁ…オレも若いじゃん?なんかもっと刺激がほしいんだよねぇ」





なんて一言を聞かれてしまったのが始まり。



別にアレのことを言っているわけではない。
最近買ったゲームソフトについてロッドと語っていたのが元で。

リビングに最新のゲーム機を買ってもらい設置したのだが、みんなあまり使わないのでオレが暇な時に独占して使っていた。
休暇ともなれば外出してしまうみんなに対し、金のないオレは引き籠るしかなく新しい遊びを見つけたとばかりにゲームにかじりついていた。

元からゲームは好きで、格闘系からRPGの最新ソフトを一通り制覇していった。
ソフトは気まぐれで買ってくれる隊長や、同じゲーム好きのロッドがポツポツ買ってきてくれている。

しかし、RPGも似たようなストーリーだったりシステムだったりで飽きてきたところだった。

今度は携帯ゲーム機を買ってみようか、なんてことをロッドとお菓子を食いながら話していたところへ、隊長が現れたのだ。





この時は何もなかった。
ただ冷蔵庫からウイスキーを取り出して部屋に戻っていった。








まったく。
いつも思うのだが、ここぞと言うときに何故だか隊長が現れるのは、盗聴機か隠しカメラでもどこかに置いてあるんじゃないか、なんて思ってしまう。


そんくらい、タイミングが悪い。




その事に気付いたのはもう少し後のことだった。




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