Comply with a riquest

□花園の共有
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「ぁ…ぁう…」


マーカーはお互いを繋げていたものを抜き去り、ベッドの端に放り投げた。
ベッドから下りて足元に捨ててあったシャツを取り上げ羽織る。
リキッドはまだ冷めない体を横たわらせたまま、二人の溢れた蜜に濡れて光る張り型を虚ろげに見つめ、マーカーの背中に目をやる。





「マーカー……もう帰っちゃうの…?」

「……なんだ、寂しいのか…?」


振り返ると、上半身を起こして眉の下がった情けない顔で懇願している。

宙に視線を彷徨わせ、ため息を一つ吐き出して再びベッドに腰掛ける。


「まだ一人で眠れないのか…?」

「だって…」



「…分かった。今日もこうして寝てやるから…」


腕で抱き込みシーツをかけてやると、擦り寄って胸に顔を埋めてくる。
そうすることで安心感を得るらしいリキッドは、しばらくすると穏やかな寝息をたてマーカーの胸で眠りに落ちた。










「まるで母のようだな………」







「……………こんなことをする親子なんぞおらんか……」












「……………………悪くはないな…」






胸で眠るリキッドを眺めながら抱き締め、小さな幸せを噛み締めながらマーカーも穏やかな眠りについた…。











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