Comply with a riquest
□cherry boy
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「…くだらん。こんな下劣なものを読んでいたのか…」
手に渡されたエロ本をパラパラと捲り、呆れたようにテーブルに放った。
「ち、ちゃいます!こ、これは…」
「まぁいい。それよりこの後用がなければ私の部屋にこい」
「へぇ…。ん?」
マーカーの言葉に立ち上がろうとした時、下半身に違和感があり下部を見てみると、股間がもっこり膨らんでズボンを押し上げていた。
「なんだ、そんなもので勃起させているのか。とっとと処理してこい」
真っ赤になって股間を手で覆うアラシヤマに淡々と告げるが、不思議そうな顔で言い返してきた。
「…処理、て……何をでっしゃろ?」
きょとんと見上げてくるアラシヤマに一瞬言葉を失ったマーカー。
「…その溜まったものを吐き出してこいと言っているのだ」
「たまって……?」
再度首を傾げる姿を見てマーカーは絶句した。
「ま、まさか貴様…自慰をしたことがないのか…っ!?」
「なんですのんそれ?」
奇異なものを見る目付きで見下ろされ、何か変なことをしたのだろうかと焦り、おずおずとマーカーに問うた。
「あの…わてなんかしよったんでしょうか…?」
「……来い」
「お師匠はん?」
突然アラシヤマの手を引いて休憩室から出ると、ガンマ団施設内のマーカーの私室へと向かった。
「脱げ」
部屋に入り後ろ手に鍵をかけアラシヤマをベッドに座らせると、事も無げに言って自身も衣服を脱ぎはじめた。
「わぁっ!…て、師匠?!い…いつの間に女にならはったん?」
「細かいことは気にするな…」
「細かいことちゃうかと…」
「いいから早く脱げ」
「のーん!」
露になっていくマーカーの素肌に顔を背けるが、目に焼き付いた裸体は離れない。
心臓がバクバクと騒いで、うまいことマーカーの手を防ぐことができない。
気付けば衣服をすべて剥ぎ取られ、ベッドに押し倒されていた。
「ふん…中々の大きさだな。どれ、私が筆下ろししてやろう。大人しくしていれば極楽を見せてやる……」
マーカーに見下ろされ、何が起こるか分からない恐怖と微かに本能が訴える興奮に身を震わせた。
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