Comply with a riquest

□cherry boy
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「…ぁ…ふぅっ。し、師匠…、あっ!なんか熱いのが来よる…」

「ん…それに身を任せるんだ…抗うんじゃないぞ」


ベッドに仰向けになり足を開くその間にマーカーが顔を埋め、屹立したものを口に含んでねっとりと舌を絡ませれば、腿の内側が震えて限界が近いことがわかった。


「し…しょっ、あぁぁっ!」

「!っはぁ…。いっぱい出したな。この白い液体が精液。簡単に言えば生殖細胞だ。これを女性の性器に吐き出し、卵子と結合することで子供が生まれるわけだ。…聞いてるのか貴様」


初めての射精に息を荒くし朦朧としているアラシヤマにはマーカーの説明は耳に入っていなかった。

ぼんやりと股の間で顔に付いた濃い白液を舐めとるマーカーを見た時、思わず息を呑んだ。


先程のエロ本に載っていた女性と同じく、淫猥な顔をしたマーカーに、自然と雄が膨らんでいった。


その視線に気付いたマーカーが、顔に付着する液をアラシヤマの薄く開いた口に捻じ込んだ。


「…これが精液の味だ。よく味わえ」

「ん…んく…」


口内を蹂躙する指に、従順に舌を絡ませるアラシヤマ。
その表情と指に絡む柔らかな舌の感触にマーカーの陰部も熱を持ちはじめた。

口から引き抜きぬいた唾液に滴る指を、自身の陰部に挿入させ解していく。



「ししょ…」

「焦るな…。ここにお前のペニスを入れるんだ。…よく見ていろよ」


再び勃ち上がったアラシヤマの雄を跨ぎ、見せ付けるようにゆっくりと腰を下ろした。


「ぅああっ…はぁっ、あつ…ししょぉ…!」

「くっ…ふぅ、全部入ったぞ…」


根元まで呑みこみ、体の中で脈打つアラシヤマの雄を締め付けながら一旦息を吐く。見えやすいように大きく足を開き腰を浮かせた。


「あっ、やぁ…動かんといて…。はっ、なんや、中が蠢いてはる…」

「気持ちいいか…」

「ししょぉ…気持ちええ。わてどうにかなってまいそうやわ…」


徐々に腰の動きを早くし、腹の上で踊るマーカーに目眩と痺れを起こす。

そこを包まれる感触、腿にあたる柔らかい尻の感触に、アラシヤマの眠っていた雄の本能が呼び覚まされる。



「ぅあっ、ししょ…もう堪忍ならんっ!」

「アラシヤマ?!」


突如体を起こし繋がったまま押し倒され、マーカーは驚き目を見開いた。

自分に覆いかぶさるアラシヤマを見上げると、普段のどんよりとした陰欝な顔が快楽に歪み、その目はさながら獣のように鋭く光っていた。


「やめ…アラシヤマっふぁぁぁっ!」


豹変したアラシヤマが本能のままにマーカーを組み伏し荒々しく貪る。


「はっ…はっ…!」

「あぁっ!くっぅう!んあ!」


乱暴な腰使いに翻弄されながらも限界が近づくマーカーを、自身の解放のため強く穿つ。


「っ!あぁぁっ!」

「はぁっ、アラシヤマ!」

きつい締め付けにアラシヤマが絶頂に達し、内部に二度目の精液をぶちまけ、広がる暖かな感触にマーカーも内壁をわななかせて達した。











「はぁ…はぁ……。おい、重たいぞ」


マーカーの上に力を抜いて重なってきたため、重たさを感じて肩を押したが、返事がなかった。


「アラシヤマ…さっさと抜いてくれ。アラシヤマ…」


首の横に置いた頭からは荒い息が聞こえるだけで答える様子がない。
しばらくすると、スースーという穏やかな寝息が聞こえてきた。


「寝てしまったのか…」


初めて得た激しい快楽に耐えられず意識を飛ばしてしまったようだ。



そっと自身に埋まるアラシヤマのものを抜きさり、覆いかぶさっている体を横に転がし起き上がった。












(こういう普段静かで根暗な奴に限って、ベッドでは変わるものなんだな)





隣ですっきりした顔をして眠るアラシヤマの、汗で額に張りついた前髪をかきあげながら、ニィ…と口端を上げた。









「しばらくは退屈しないで済みそうだな…」







新しい玩具を見つけたように一人薄く笑い、次は何を教えて楽しもうか考えていた。













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