Comply with a riquest

□First Love side:H
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「ねぇ〜私おいしいお酒が飲みたいわ」

「いいよいいよ〜♪どんどん頼んでvv」

「本当?じゃあアレがいいな♪」

「よしまかせろっ!お兄さーん、一番いいヤツ持ってきてー!」

「きゃ〜ステキ〜vv」


ロッドの野郎が美女にねだられて、高級酒のボトルを次々空けている。



まぁ、今日ぐらい大目に見てやるか。



酔っ払って真っ赤な顔でヘラヘラしながら、左右の女に甘い言葉を惜し気もなく吐いている。
その横のテーブルではマーカーが少しピリピリしながら、珍しくも女を横に座らせ酌をさせながらグラスを傾けていた。







ふと気になって、一番離れたテーブルに座るリキッドを盗み見た。



周りのさざめきに消されて、向こうの声が聞こえない。
そこのテーブルには女が一人も座っていなかった。
がたいのいい男が二人、ボックス席で何やらポソポソしゃべっている。少量の酒で酔ってしまうリキッドは、既に顔を真っ赤にさせてえらくご機嫌な様子で隣のGにもたれかかっていた。

時折二人で小さく笑って耳元で何かを囁き合っているのを見て、知らずグラスを持つ手が震えていた。




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