Comply with a riquest

□真夜中にいらっしゃい
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目が覚めると真っ白い天井が目に入った。



(あれ…どこだ?)



明らかに自分の部屋ではないことに、寝呆けた頭で記憶を辿る。

ふとシーツの感触が心地いいことに気付き、自分の体を見ると素裸だった。
これ自体はいつものことなのだが、身体に残る気怠さと下半身の奥の違和感に一気に血の気が引いた。


「起きましたか」


寝ながらシャッとカーテンを開け入ってきた人物を見た瞬間、昨夜…いや今日の記憶がまざまざと甦ってきた。


「あ、あ、アンター!なにしてくれたんだー!」


飛び起きようとしたが力が入らず、再び枕に沈んでしまう。


「はは。まだ効力が残っているみたいですね」


いくら薬を使われたとはいえ、精力・体力には自身があるのに40過ぎのオヤジよりダウンしたことが悔しかった。


「なんでアンタそんなにピンピンしてんだ?」

「馬鹿にしないでくださいよ。私を誰だと思っているんですか」


伊達に治療と称して好みの団員たちを食っているわけではないようだ。

呆れて溜め息を吐き、次の任務のためマジで帰りたいことを告げる。


「速効性の中和剤があるんですが、瓶が混ざってしまってどれか分からなくなってしまったんです。片っ端から試してみましょう」

「い?!いやいやいや!だったらこのまんまで…」

「早く帰りたいのでしょ?アンタが撒いた種ですし。さぁどれからいきましょうか」

「うわっちょ!」

「ふっふっふ」

「た、助けてー!」












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