Comply with a riquest
□Holiday
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とある島のガンマ団保養施設。
高級アジアンリゾート地であるこの島の一角に、海上コテージが景観を損なわない程度に並んでいた。
透き通ったペイルブルーがどこまでも続く海に、日差しが眩しく降り注ぎ、静かな波の音がのんびり時を奏でる。
そんな楽園のような島に、陽の高い内から聞こえてくる少年の濡れた声。
「…っあ…たいちょ…や」
「いやじゃねぇだろ?こんな堅くして…」
「も…出ないよ」
「まだいけるよな…おら、元気じゃねぇか」
「はぁっ!…だって」
「オレはまだ満足してねぇからな」
「あぁ!たい、ちょっ…んあ!」
壁一面の窓を開け放し、薄いレースのカーテンだけを閉めている部屋の中は、明かりをつけなくとも十分に明るかった。
暑くとも爽やかな風が流れ、時折大きくカーテンを煽っている。
両隣にもコテージはあるが、この棟全体をハーレムが貸しきっているため、どんなに騒ごうが声を上げようが誰にも聞かれることはない。
「リキッド…っ!」
「た、ぃちょ!んはっああっあぁぁ!」
もはや、二人の声以外聞こえるものはなかった。
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