Comply with a riquest

□Holiday
6ページ/6ページ






「ん…はぁ…はぁ…はぁ…あぅっ」


全てをリキッドの中へ出しきり、自身を抜き去ってリキッドの上に苦しくないよう倒れこんだ。


「…なぁ」

「ん……はい?」


半身を起こして、間近にリキッドを見下ろす。
整わない息を呑み込みながら、端正な顔が真剣味を帯ていることに、心臓が跳ねた。


「できるだけお前との時間作るようにするからよ…」

「…え」

「…俺以外にあんなこと言うんじゃねぇぞ」


目をパチクリさせて見上げてくるリキッドの額にキスを落とし、また強く抱き締めた。


「…次また連休もらったらどこ行きてぇ?」


心地好い脱力感をまといながらハーレムが聞いた。
もぞもぞと身じろぎしてハーレムの腕に引っ付く。


「ん?」

「……二人で過ごせるなら…別にどこだっていいよ…」


言っておいて照れたらしく、ハーレムの腕の下に顔を埋めて隠れてしまった。



この時ばかりはリキッドが顔を上げないでよかったと思う。
ハーレムも、今までにないほど照れた顔をしていたから。










「…隊長?」

「……特戦に定休日でもつくるか」









後日、本当に定休日を制定させたハーレムに、ロッド・マーカー・Gが不思議に思いながら、二人の甘い雰囲気を察して「なるほどな」と納得していたらしい。


しかし、それを知ったマジックが怒り、勝手なことをしたハーレム一人に、面倒な任務を命じたのは言うまでもない。










END
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ