カラメ専用駄文庫
□A Happy day(★)
3ページ/10ページ
…同じ‥一卵性の双子の兄弟であるはずなのに…
どうしてこんなにも違うように思えてしまうのだろう…
悔しいがハオの方がカッコ良くて…
恥ずかしいが何をされてもイイと思ってしまっていて…
「…‥ …―///」
そんな事を思いながら…小さく放った言葉。
それは風の音にかき消されそうな程小さかったが、ハオにはしっかりとその言葉は伝わっていた。
未だ赤面する葉の顔に、嬉しさと愛しさに満ちたキスの雨を降らす。
月光が窓から降り注ぎ、重なる二つの陰。
シュルッという衣ずれの音と共にベッドから落ちた衣類。
少し熱をもった肌を重ね合わせながら、“半身”と甘い快楽に堕ちていく。
…なんて…
心地が良いのだろう…
繋がっていく感覚の中で…
二人で産まれてきた訳を‥愛し合ってしまった訳を
けして導きだせない答えを‥
快楽に乗せ、自分自身に問う。
それは、本能?
離れ離れなってしまったモノの…魂の共鳴?
理屈なんか無い。