拍手御礼 銀魂土方夢



「ハァ…」

仕事が終わらない。
疲れがたまっている。でも休んでる暇はねェ。
誰かに頼もうったって、隊士達に疲れている姿なんてみせらんねェ。
副長として示しがつかねェだろ。


「土方副長、入りますよ?」

「ん?アァ。」


一人の隊士が部屋に入ってくる。
真選組唯一の女隊士だ。


「こんな時間まで、お仕事お疲れ様です。」

「こんなの、たいしたことねェよ。」


思わず口から出たウソ。
いや、いいんだコレで。隊士に弱音はくわけにはいかねェ。


「そうですか、さすが土方副長ですね。」


そういいながら、オレの手からスッとペンを奪い取った。


「オイ、何しやがる。仕事できねェだろ。」

「それは丁度よかった。しっかり休んで下さい。」

「おまっ、何言って…」

「うわー、肩がガチガチですよ?書類の整理なら私がしますから。」


オレの肩に手を置き、揉みながら言うお前。


「疲れてますね?」

「…何でわかるんだ。」

「私は土方さんの事なら何でもわかります。だから、休んで下さい。」


何でもわかる…か。
お前がいてくれて助かった。
もう少しで過労死するところだ。


「…ありがとな。」

「まぁ、珍しいですね、土方さんがお礼なんて。」


そういってお前は笑う。


「お前にならいくらでも言ってやるよ。一生な。」



"ありがとう"




拍手ありがとうございます!
そして気持ち悪い土方さんでごめんなさい…


宜しければ一言ドウゾ。



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