テニプリのお部屋
□★イチゴの刻印
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綺麗に整理整頓されている脱衣所。
黒が基調のバスルームの窓際には観葉植物。
洗面所には甘い香りがする石鹸が置いてあって、
それが由美子姉様のものだということがわかる。
「キャッ・・・周ちゃんっ!?」
「わっビックリした。どうしたの 桜?」
「もうっ!!いきなり脱がないでよっ!!」
「だって・・・脱がないとお風呂入れないじゃない」
・・・確かにそうなんだけど・・・
「 桜、脱がせてあげようか?」
「ふえっ?け、け、け、結構です。」
私は舞い上がってムキになって否定してしまう。
「そう?残念だな」
周助はクスリと笑って私の瞳をのぞきこむ。
「いいから周ちゃんは先に入ってて!!」
ガチャン。
周助をなんとかバスルームへと追い込み、
深くため息をつく。
いくら恋人同士でも・・・
身体を重ねあったことが何度かあっても、
こんなにも明るい場所ですべてを見られるのは
・・・恥ずかしすぎる。