テニプリのお部屋

□誕生日
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「・・・・・・甘いね・・・・・」

「ごめんね〜〜〜周助!!」



・・・なぜか僕は今、生クリームまみれになっている。
まるでボーリング大会の罰ゲームのパイ投げのようで・・・
顔にべったりとクリームが付き、ベタベタして気持ちが悪い。
唇を舐めてみると・・・・ものすごく甘い味がした。


「え〜っと、えっと・・・濡れタオルで・・・!」


君がものすごく慌てた様子でタオルで僕の頬を拭いてくれる。
こんなふうになったのは、
僕の誕生日に君が作ってくれたケーキを二人で食べようとしていた時だったね
テーブルの上にケーキを置こうとした君が、つまずき・・・
ケーキはものの見事に壊れてしまって・・・・・
その残骸が僕の頭、顔、肩にべったりと残っている。


「大丈夫だから・・・そんな、慌てないで・・・」
「だって、だって・・・」
君は今にも泣きそうな表情で必死に
僕についてしまったクリームを拭い取っている。
そんな顔も可愛い・・・

と思い見とれてしまうのは惚れた弱みからなんだろうか?
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