撫子
□是最后一个恋人
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Remember,lovin'you so much
愛しているよ、忘れないで
I'll be here beside you if you want
君が望むなら私は此処にいるのに
I'll be yours till the end of time
時が別つまで君を愛するのに
To gimme a try to show you my Love-Prooved
ねぇ、どうかこの愛を証明させておくれ
By the moon above
夜空の月に負けぬような証を
By the new moon
あの朔の月に、負けぬような……
朔洵×秀麗
是最后一个恋人
You'll be the Last Romance in my life
「…ねぇ君、知ってる?」
「知りません」
茶州州都・茶家当主邸。
茶鴛洵亡き後の当主選定の儀、及び次男朔洵と秀麗との婚約を数日後に控えたとある夜、朔洵は秀麗の部屋に入り浸るどころか寝台を占拠し、二胡を弾いてくれとねだっては秀麗を困らせていた。
「そんな…私はまだ何も言っていないのに」
「もうほんとお願いですからご自分のお部屋に戻って頂けないでしょうか」
「何故?」
「私は眠いのよ!」
「では一緒に寝よう」
朔洵は寝台に横になりながら、空いているスペースをポンポンと掌で叩く。
秀麗は溜息を深く吐いて頭を振った。
「お断りします」
「夫婦になるのに?」
「それはあなたのお祖父様が勝手に仕組んだ事でしょ!」
「おや、私はすっかり乗り気なのだけれど」
「……あなたならどんな女性でも選り取りみどりでしょ、私じゃなくても良いじゃない」
「君がいいのに」
朔洵の瞳は真っ直ぐに秀麗を見てくる。
その視線は思ったよりも胸の奥まで届くので……秀麗はいつも逸らしてしまう。
「添い寝しろとは言わないから、此処へ来て私の手を握ってくれないか」
「…なんでよ」
「寂しいから」