†別れ唄〜サヨナラノヨカン〜†
□‡紅い傷痕‡
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チ
ク
リ
チ
ク
リ
切っても切っても、何も変わらない…
どんなに腕を切った処で、傷痕が増えるだけ。
毎日毎日…まるで決まった作業の様に、傷だけが増えていく。
死ぬ勇気なんか無いから、腕を切って流れる血を見て自分の感情を抑え込む。
切って切って切って…
まるで流砂の様に流れて行く私の血液
どうせなら、その汚い血液と共に…私も流れてしまえたら。
なんて、馬鹿な事ばかり考えてしまう。
そして今日も…
私の腕には
『紅い傷痕』