ここに迷い込んだら、プラウザバック

□血塗れの、(だってこうするしか)
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…あ、すごい。

これ、すごい楽しい。





…どうする。

止めるべきなのか?






殺すのって、すごい楽しい。






殺すの、止めるべきなのか?






どうせなら、私と孝介の仲を邪魔する人間殺しちゃおう。

理由もないのに殺されちゃう人、かわいそうだもん。






でも殺してるところ見たわけじやないし、聞いたわけでもない。

証拠もなく言って、もし違ったらどうする。






野球部の人は残しておかないと。

孝介、野球できなくなっちゃう。





アイツを犯罪者にしておきたくない。








あ、そうだ。3日前くらいに孝介に告白した女の子。

あの子、殺しちゃおう。








責めて、逆に俺が殺されたらどうしよう。










孝介は私のものだって、分からせなきゃ。








…いや、アイツに殺されるなら本望かな。









今からやれば、野球部が終わるまでには間に合うよね。







そっか。

そうすりゃいいんだ。

アイツも俺に殺されるんなら文句無いだろうし。










そしていつか、私と孝介で2人きりになろう。

これは、その手始め。











部活終わったら、そうしよう。


そうすれば、俺達はずっと一緒にいられる。

よし、最後の部活頑張ろう。











あー…やっぱ楽しい。

でも教室が真っ赤になっちゃった。

孝介が来る前にキレイにしなきゃ。







早く会いたい。

着替えもしないで、アイツがいる教室に向かって走り続ける。

そして教室について、勢いよくドアを開けた。


カッターを握り締めて。











孝介が教室に入ってきた。

どうしよう。

まだこの女の子を片付けてないのに。


…孝介も殺しちゃおうか。

そうだ。

そうすれば、孝介を独り占めできる。



















私達(俺達)は、この教室で綺麗な赤に染まった。




こうしなきゃ、俺達(私達)は








幸せになれないから。






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