ここに迷い込んだら、プラウザバック

□きみ不足が深刻でした
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担任の話によると、アイツは熱を出して今日は休みらしい。
それを聞いて、何人かは俺を見た(三橋含む)
俺は出来る限りポーカーフェイスを装い朝のSHR、午前の授業を過ごした。



「いーずみっ!」


待ちに待った昼飯…のはずなのに、誰も教室から出ていかない。田島は弁当も出さずに俺の目を見てくる。

「……何だよ」
「電話、しないの?」
「はぁ?」

俺の手に握られた携帯を指さして、田島はそう言う。
これから俺はアイツにメールしようとしたんだけど。


「メール!?ダメダメ!」


早く田島との会話を終わらせてメールしたいのに、田島はメールすることを否定した。

「やっぱ電話だろ!!」
「…そんなに用事ねぇよ」
「だって、夏休み中会ってなかったんだぞ?声、聞きたくねえの?」


…田島の言ってることは間違ってはいない。むしろ、その通り。
人に言われて、なんてちょっと悔しいけど電話することにしよう。弁当を持って立ち上がろうとした時だった。

「どこ行くの?」



田島は意味不明に俺に聞いた。

電話しに行く、と分かりきった答えを言うと教室が中が俺を見た。な、何だよ。

「ここで、電話しろよ」




皆を代表するように田島がとんでもないことを言った。
もちろん俺は拒否。すると皆はえー!と俺を批判する。何でここで電話しなきゃなんないんだよ。


「俺達がして欲しいの」




口論では勝てそうにないから、無視して教室を出ようとしたらドアの前に固まってバリケードを作られた。



「いーずみ?」





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