これは私が8歳の時の出来事です
私は昔は寺にすんでいて…よく仕事で2階にある本堂へ仏様のお水とお茶の後かたずけをしていたのですが…いつもは一人で仕事をしているのにあの日は私が仕事を始めると同時に階段を上ってくる足音が聞こえたのです
私は住職さんかな?
と思い…後ろを振り返りました
すると髪の長い…まるでリングの貞子を思わせるような女の人が階段の前に立っていたのです…
私は驚き…逃げようとしましたが
ふと思ったのです
仏様の前に悪い霊がでる
はずないと…
しかし私の体は恐怖におかされ…一目散に逃げていました…
すると髪の長い女の人は私を追いかけだしたのです
私は必死で逃げましたが壁際に追い詰められていました…
しかし髪の長い女の人は私の顔を覗き込むとニタ〜と笑い
階段を降りてしまったのです…
私もすぐ後を追いかけたのですが既に姿は無く…住職に髪の長い女の人が来なかったか聞いたのですが…住職は私を見て笑い…そのまま黙ってしまいました…
今ではその住職も他界し
…あの髪の長い女の人が私になにを言いたかったのかも分かりません…
これ以来私はしょっちゅう霊を見るようになりました…
あの人は誰なのか…今では調べようもありません…………
END