短編
□愛のために僕は消えよう
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胸の真ん中に、ぽっかりと穴が空いた気がする。
その理由は、分かりきっているんだ。
―――――苦しい。
苦しい。辛い。悲しい。怖い。
もう、嫌だよ。
ほんとは、こんなのやだよ。
誰にも言ったことのない負の感情が、彼の胸を巡る。
助けて・・・・。
その言葉は誰に向けたモノ?
それは・・・・。
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