NOVEL お祝い

Secret colors
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Orange:

ごめんね、サンジ君。夕食の支度ほんとは忙しいんでしょ?こんな時にキッチン借りちゃって困るんじゃない?もっと早く作っとけばよかったんだけどね。
そう?もうすぐ終わるから。
え?ふふふ、あいつ酒飲みのくせにけっこう甘いものも平気でしょ?だからたまにはお酒じゃなくてこういうのもいいかなって。そのかわりオレンジリキュールうんといいの選んだのよ。
…ああ、そうよね。やっぱりプロにはわかるのね。
うん、ちょっと多いけど、どうせルフィが半分くらい食べちゃうんだろうし。
あら、でもルフィにはちょっと大人な味すぎるかしらね。トリュフチョコなんかじゃなくてカップケーキとかクッキーにしとけばよかったかな。でも、ゾロだしね。…まあ、いいでしょ。
よし、と。ええ、大丈夫。あとは部屋でラッピングするから。ロビンとかわりばんこに部屋を使うようにしてるのよ。
うん、そう。お互い何をあげるかは秘密なの。パーティーの時のお楽しみは多いほうがいいでしょ?
だから、ね?サンジ君も私のプレゼント内緒にしてね。
じゃあ、いそがしいとこ邪魔してごめんね。ありがと。

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